不具合現象 | 頻度 | 原因・修理内容 |
送受信できない(受信ノイズOK) | 半数 |
PLLのヘテロダイン後のアンプQ16,Q17のゲイン低下。2SC460交換。
Q18(74LS73)の1ピンの振幅が2Vp-p程度ないとロックしなかったり
不安定になるので,動作している場合でもここをチェックすることをお薦
めします(交換後は3Vp-p以上振れるはず)。 |
受信ノイズは出るが感度極悪,
スケルチも効かない | 1件 | IFのMC3357P不良。ICソケットに入っているので交換は容易です。 |
144M台で送信周波数が不安定 | 1件 |
局発のL15調整ズレ。TP2にRFプローブまたはオシロをつないで,振幅
が山を越えて発振が止まるポイントから半回転くらいコアを戻します。 |
B-145-Aを切り替えると送受信で
きなくなる | 2件 |
VCOのTC7再調整。おおまかな目安は,TP6の電圧が145.00で2.5V
くらいなるように調整します。個体によっては,144M台と147M台を同時
にロックさせることができない場合があります。
74LS73の1ピンの振幅を測定して2Vp-pないものはQ16,Q17も交換し
たほうがいいです。 |
送信周波数が数kHzずれている | 2件 |
TXユニットのTC1再調整で合います。これに先だってPLLの基準発振
(TP5/TC6/10.24MHz),ヘテロダイン局発(TP2/TC5/43.9133MHz)
を合わせておく必要があります。 |
スケルチの効きが甘い | 1件 | IF増幅のQ3(2SC460)の劣化,交換。 |
145.08で145.00が出る | 1件 | メインダイヤルのハーネスの橙(80kHz単位)が圧着不良。 |
受信感度が10dBくらい悪い | 1件 | 不明 |
パワーが0.5Wくらいしか出ない | 1件 |
ファイナルのTC2〜TC4調整ずれ。尚,これらを調整する場合はあらか
じめVR2を半時計方向に回しきっておきます。このVR2でパワー調整が
できます(物によっては2.5Wくらい出る)。
※ロッドアンテナが付けておかないとパワーが減ります。 |
ボリウムのガリ | 数件 |
接点復活剤でとりあえずOK(両サイドのパネルの止めネジを外して手
前に傾け,ボリウムのナットを外すとやりやすい)。 |
ダイヤルの照明が暗い | 1件 | LAMPのスライドSWの接触不良。2〜3回動かしたら復活。 |
内部のアルミ部分が変質 | 数件 |
ニッカドの腐食性ガスでシャーシのアルミ部分が白く粉を吹いたように
なっているものがあります。 |
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