![]() | TS-801 | |
機器概要:HF帯SSBトランシーバ(球) | ||
発売年月:1971年6月? | 定価: | |
周波数範囲:3.5MHz帯〜28MHz帯 | ||
モード:SSB/CW | ||
ちょうど開局したころのリグです。SSB入門機として固定機がTS−311「スリーイレブン」,固定車載兼用機がこの 「エイトオーワン」で,この2機種が兄弟なのはすぐわかりますが,実はケンクラフトのQS−500も隠れた兄弟にな ります。初心者向けということか,LOADINGバリコンが省略されていて,PLATE同調でRFインジケータが明るく 点灯するように調整すれば準備OK。実際のところこの操作性は予想以上です。車載兼用のため,TS−311には ないDC−DCコンバータ,固定チャンネル,ノイズブランカやダイヤルロック機構が装備されています。 生産時期によってDRIVEがゴムベルトのものとチェインものがありますが,外観から判断はできません。 問題は電源ケーブルで,TS−520などと同じ12ピンですが,配線は全く異なるので注意が必要です。 |
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![]() | TS-311 | |
機器概要:HF帯SSBトランシーバ(球) | ||
発売年月:1971年2月? | 定価: | |
周波数範囲:3.5MHz帯〜28MHz帯 | ||
モード:SSB/CW | ||
こちらが「スリーイレブン」のTS−311です。全体の感じはTS−511を模しているようで,511の高級感を出した 入門機といったところでしょう。生産時期によるものなのか,パネルの色が違う2種類が存在します。 TS−311より固定チャンネルのツマミが1個減っているので,RF OUTインジケータがパネルに出ています。 たしか「ネオロードチューン」とか,大げさな名前が付いていて,これぞTS−311の「売り文句」のひとつ!写真で 青く点灯しているのがおわかりいただけるでしょうか・・・・。 |
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![]() | JR-500S | |
機器概要:HF帯SSB受信機(球) | ||
発売年:1967年 | 定価:37,800円 | |
周波数範囲:3.5MHz帯〜28MHz帯,JJY | ||
モード:SSB/CW/AM | ||
TX−40Sなどのモノバンド送信機とペアになる受信機。VFOの安定度とフィルタ特性に難はありますが,お遊び QSOなら今でも使えないわけではありません。むしろフィルターが“とろい”ため,受信音は聞きやすいはず。 写真の品は輸出向けのためか,JJYポジションがWWV表示になっています。 |
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![]() | 9R-59DS | |
機器概要:オールバンド受信機(球) | ||
発売年:1969年? | 定価:29,800円 | |
周波数範囲:550KHz〜30MHz | ||
モード:SSB/CW/AM | ||
9R−59Dの後継機で,デザイン的にはパネルの線(溝)が横一直線に変わっています。59Dからプロダクト検波, メカフィルが付いて9R59に比べるとSSBの受信性能が格段に向上していますが,ハイバンドの感度,安定度は 変わらず。そこでSM−5Dが登場するわけで,これは効果絶大。21Mあたりでもけっこう実用になります。 しかし40年ものであるためメカフィルがへたっている場合があり,こうなると代替品がないためお手上げです。 (MURATAのセラフィルでSSB用というのがあったのですが,もしかしたらこれが使えるのかも知れません。) ちなみに写真の品はツマミが1つ欠品していたため,ツマミを付け替えて2回写真を撮り画像を合成しています! |
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![]() | R-599D | |
機器概要:HF/VHF帯オールモード受信機 | ||
発売年月:1973年2月 | 定価:115,000円 | |
周波数範囲:1.8MHz帯〜144MHz帯 | ||
モード:SSB/CW/AM/FM | ||
JR−599の後継となる通信型受信機。時期的,また価格的にはTS−900のセパレート機とも言えるかも。 JR−599が25kHzダイヤルだったのに対し,R−599は100kHzダイヤルで読みやすくなっています。 DタイプとSタイプの差異はオプションの有無で,Dタイプは6m/2mクリコンとCW/AMフィルターが内蔵されて いません。体の大きさの割にメーターが小さいのがなんとも不釣り合い。。。 |
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![]() | T-599S | |
機器概要:HF帯送信機 | ||
発売年月:1973年5月 | 定価:135,000円 | |
周波数範囲:3.5MHz帯〜28MHz帯 | ||
モード:SSB/CW/AM | ||
R−599とペアを組む送信機。160W入力のSタイプと,20W入力のDタイプがあります。幅の割に奥行きがある 上に,突出しているファンが少々邪魔! 高級機ではありますが,基本的な回路はTS−520とほとんど変わらない ようです。520D/Xにも言えますが,PLATEバリコンに減速機構がないので21M以上では調整がややシビアな 感じがします。トランシーブケーブルはコネクタがやや特殊なため(一応市販品ですが),購入時に付属していない 場合は作るのに苦労するかもしれません。 |
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![]() | TS-520D | |
機器概要:HF帯SSBトランシーバ | ||
発売年月:1973年9月 | 定価:129,800円 | |
周波数範囲:1.8MHz帯〜28MHz帯 | ||
モード:CW/SSB | ||
これはもうベストセラーで,今でもそこここにゴロゴロして入手は容易。特に100W改なし,ファンなし,CWFなし, マーカーなしのオリジナル520Xは相場も安く,いまやキロ500円?!性能を追求しなければ,お遊びQSOには 十分使用可能です。ちなみに,サブダイヤルが厚板でできている初期ものはマニア好みとか。。。 |
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![]() | TS-830V | |
機器概要:HF帯SSBトランシーバ | ||
発売年:1980年10月? | 定価: | |
周波数範囲:1.8MHz帯〜28MHz帯(WARC) | ||
モード:CW/SSB | ||
このあたりになると,ファイナルが球ということ以外,古いリグという感じはしませんね。520,820に比らべると多 少平べったくなっています。TS−820にふんだんに付加機能を盛り込んだ代わりにコストダウンしたため,内部の 造りは一見して安っぽい感じがします。でかいベークの1枚基板にハーネスがささっているだけというのは,もはや 手配線の時代は終わった,という感じ。買うならやはり820か! |