新日本電気の部屋

CQ-M2100
機器概要:144M帯FMモービルトランシーバ
発売年:1972年10月?定価:64,500円
周波数範囲:144MHz帯(水晶式)
モード:FM
水晶式と言っても10ch×4波のシンセサイザとなっているため,1個増設すると10ch増え,全て入れると40chにな
ります。ただし周波数の直読はできず,表を見ながら2つのツマミの組み合わせで選局するというのはなんとも不便。
CQ-P2200
機器概要:144M帯FMポータブルトランシーバ
発売年:1974年?定価:43,800円
周波数範囲:144MHz帯(水晶式)
モード:FM
水晶式ポータブル機で,体積は同じく2200と名乗っているTR−2200Gの倍くらいはあります。送信段が多段逓倍
ではなくヘテロダインで144MHz台を作っているため,1個の水晶で送受共用になっているのがミソ。
アンテナは5/8波長でけっこう長く,縮めれば1/4波長で動作可能だとか。
CQ-P2600
機器概要:144M帯SSBポータブルトランシーバ
発売年:不詳定価:
周波数範囲:144MHz帯(VXO式)
モード:CW/SSB
異色の2mSSB機,ミズホのOEM品のようです。1chあたり50KHzカバーのVXOで,200KHz幅をカバーしてい
ます。シングルスーパーで回路は非常に簡素,VXOのため安定度もまずまずで一応実用になります。ロッドアンテナ
をなくしたらTR−2300のアンテナがジャストフィットします。
マイクコネクタは業務機によく使われているヒロセ製のもので,一般市販品ではありますがハムショップでの入手は
難しいでしょう。
CQ-P6300
機器概要:50M帯AM/FMポータブルトランシーバ
発売年:1972年3月?定価:37,800円
周波数範囲:50MHz〜52MHz
モード:AM/FM
6mのAM/FMポータブル機。水晶シンセによる固定ch+VFO運用が可能で,固定chはJARL制定の40KHzセ
パレーションになっているため,モービルで使っている局も多かったようです。1.5mのロッドアンテナはさすがに長
すぎると見たのか,途中にローディングコイルが入っていて,約90cmほどに短縮しています。
VFOはバリキャップによるVCOで,一応減速機構は付いているものの,チューニング性能や安定度に難があり,
これはオマケと考えたほうが良いでしょう。
このリグはマイクがないと送信も受信もできないので,中古品購入時は要注意です。(PTT接点はSPDTが必要)
修理のヒント
CQ-P6400
機器概要:50M帯AM/FMポータブルトランシーバ
発売年:定価:43,800円
周波数範囲:50MHz〜52.5MHz
モード:AM/FM
CQ−P6300の後継機でしょうか。6300が今でも時々中古市場で見かけるのに対し,6400はまったくと言ってい
いほど出てきません。6300の40KHzセパはたしかにFM’erにも人気がありましたが,6400ではそれが失われ,
結果,生産台数がかなり少なかったものと思われます。
VFOはバリキャップから一応バリコンになりました。固定chは送受共用の水晶を入れられるようになっています。
CQ-7100A
機器概要:50M帯AM/FMポータブルトランシーバ
発売年:1971年7月?定価:35,800円
周波数範囲:50.1MHz〜52.4MHz
モード:AM/FM
CQ−P6300の前身。固定ch+VFOは同じですが,こちらはチャンネルセパレーションが100KHzになっています。
ダイヤルの照明は無し,RITもなく,Mコネクタがパネルに出ているという少々変則気味のリグです。ケースの建て付
けが悪く,フタがよく閉まらない!のはこのシリーズに全て共通?
CQ-7100
機器概要:50M帯AM/FMポータブルトランシーバ
発売年:1970年定価:
周波数範囲:50.1MHz〜52.4MHz
モード:AM/FM
型番から察してCQ−7100Aの前身と思われます。外観はほとんど同じで,VFOが7100Aや6300のように連続
カバーではなく,固定チャンネルの周波数に対して±60KHz可変できるようになっています。回路的なものは不詳
ですが,VXO式ではなく水晶シンセの一方の群をVFOにしているようです。これで100KHzステップの固定チャンネ
ルの間を連続カバーできるようにしています。


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