松下電器産業の部屋

RJX-201
機器概要:144M帯FMモービルトランシーバ
発売年:1973年定価:54,900円
周波数範囲:144MHz帯(水晶式)
モード:FM
水晶式モービル機ですが,送受の水晶が共通になっているのがミソ。ダイヤルを回すと,チャンネル表示の書かれた
帯が回る凝った仕掛けになっています。メーターは601と同じような丸形。
希少品ではありますが,コレクターの人気はほとんどないため,持っている価値はありません!?
RJX-202
機器概要:144M帯FMモービルトランシーバ
発売年:1975年?定価:59,000円
周波数範囲:144MHz帯(水晶式)
モード:FM
丸形メーターにダイヤル窓というあたりはRJX−201に類似しており,過密してきた2mの現状を汲んでか,当時の
カタログには「混変調特性を重視」とあります。ナロー/ワイド切り替えSW付き。
RJX-601
機器概要:50M帯AM/FMポータブルトランシーバ
発売年:1973年定価:34,000円(発売時)
周波数範囲:50MHz〜54MHz
モード:AM/FM
松下電器産業の超ヒット作。これで開局した方も多いのでは? ものすごい数が作られたようで今でも入手は容易で
す。長い生産期間の中で,以下の6バージョンを確認しています(呼び名は当方が勝手に付けてます)。
 初期 : NATIONALロゴ,電源「OFF」に囲みがない,VFOの延長軸が太い,幅広マイク
 前期a : NATIONALロゴ,電池BOXにトラッキング調整用の切り欠きなし,棺桶マイク(以下同じ)
 前期b : NATIONALロゴ,電池BOXにトラッキング調整用の切り欠きあり(以下同じ)
 後期a : Nationalロゴ,Δfを引っ張った時のツマミの付け根が太い
 後期b : Nationalロゴ,Δfを引っ張った時のツマミの付け根が細い(以下同じ)
 後期c : Nationalロゴ,メーター下の「S/BATT/RF OUT」の文字の幅が広い
もちろんコレクターはこれら6種類?全て集めるべし。
修理のヒント
RJX-610
機器概要:50M帯CW/SSBポータブルトランシーバ
発売年:1977年定価:49,800円
周波数範囲:50.0MHz〜50.5MHz
モード:CW/SSB
重量級のSSBポータブルで,VXOではなくVFOを搭載していますが,ギア機構に難があり,非常にチューニングし
づらい・・・。デジタル表示付きのSSB5W機で4万円台というのはかなり安かったのでは?開けてみると内部は1枚
基板で,いかにも家電メーカーの民生機といった感じがしますが。。。
底部のプラスチック枠はRJ−580D?なるCBトランシーバーの流用のようです。
とりあえず今でも実用になり,数少ないSSBポータブル機ということで人気もあるようです。
修理のヒント
RJX-715
機器概要:21M帯CW/SSBモービルトランシーバ
発売年:定価:
周波数範囲:21.0MHz〜21.45MHz
モード:CW/SSB
モノバンドSSBモービル機で,RJX−610と同じデザインをしています。外観,中身ともに非常にローコストにできて
いて,ツマミ類も安っぽく使った感じもオモチャっぽいですね。これをあえて使おうという人はいないと思いますが,当時
けっこう数が出たのか今でも入手は可能です。
RJX-T15
機器概要:50M→21M帯トランスバータ
発売年:1977年定価:29,800円
周波数範囲:21MHz帯
モード:CW/SSB
RJX−610用に作られた?21M帯のダウンバータで,かなり変な大きさをしており,デザインも本体に合っていない
謎の品。珍品ではありますが本当にこれが実用になっていたのでしょうか?


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