極東電子の部屋

極東電子 FM144-10L
機器概要:144M帯FMモービルトランシーバ
発売年:1970年9月?定価:51,500円
周波数範囲:144MHz帯(水晶式)
モード:FM
FMxx−10SAの前が−10Sで,その前が−10Lかな? さらにその前に−10Fとか−10Wというのがあったようで
このシリーズには非常に長い歴史があります。内部の基板や配線などは自作機の雰囲気がただよい,その割にはIC
を何個か使っているなど,なかなか精力的な製品です。出力はH/M/Lの3段切り替えで,Lではローカル用にミリ
ワットまで下げられるというのがユニークです。
極東電子 FM50-10L
機器概要:50M帯FMモービルトランシーバ
発売年:1970年?定価:
周波数範囲:50MHz帯(水晶式)
モード:FM
FM144−10Lの50MHz版です。台数的には2m機のほうが圧倒的に多かったと思われ、この機種は希少品の部
類に入るでしょう。外観上の違いはスピーカ部分に貼り付けてある機銘板のみ。
50MHz帯ということで,ファイナルはCB用の2SC778をパラで使っています。IF段に国際のメカフィルが使われてい
るあたりに時代を感じます。
極東電子 FM50-10SA
機器概要:50M帯FMモービルトランシーバ
発売年:1974年3月?定価:46,500円
周波数範囲:50MHz帯(水晶式)
モード:FM
極東電子の最盛期のもので,これと同じ時期にはPLL機のFM50−10SXが併売されていました。
水晶12chのうちの3chを左側のプリセットボタンに出せるようになっています。またパネルにRF段の同調ツマミが出
ているのは,同型の2m機でPch受信に対応させるためのものだったようです。
極東電子 FM50-10SX
機器概要:50M帯FMモービルトランシーバ
発売年:定価:72,000円
周波数範囲:50MHz帯
モード:FM
おそらく極東電子で最初のPLL機になると思われます。100KHz台と10KHz台のダイヤルが二重軸のツマミになっ
ていて,どちらも左回しで 0のポジションで止まるようにできているため,手探りでもQSYが可能です。
FM専用機と言うこともあって,50MHz台には出られません。
極東電子 FM50-10SXU
機器概要:50M帯FMモービルトランシーバ
発売年:1975年定価:82,000円
周波数範囲:50MHz帯
モード:FM
FM50−10SXの後継機で,+5KHz機能が付いたためデジタル表示が1桁増えています。またMHzスイッチに
「M」ポジションが付いて,ワンタッチでメインchに行けるようになりました(これは内部の配線を変えれば任意の周波
数に変更可能です)。当時,6mのFMを専門にやっていたので,これは欲しかったリグのひとつでした。
20数年経って元箱入りをようやくゲット!
極東電子 FM144-10SXU
機器概要:144M帯FMモービルトランシーバ
発売年:1975年定価:82,000円
周波数範囲:144MHz帯
モード:FM
FM50−10SXUの2m版で,おそらく流通量はこちらのほうが数倍多いと思われます。MHzスイッチは144と145
しか表示はないものの,なぜかそれ以上にカチカチと行きまして。。。ワイド受信の先駆者でしょうか。
2mの混雑対策なのか,外付けのセルコール装置(その昔Pchで使っていたようなもの)が用意されていました。
尚,極東電子は事業の有無は不明なるも,少なくとも建物だけは現存しているようです。


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